大江町安国トンネル貫通式

≪貫通式≫です。開通式ではありません。

トンネル工事のメインで、最も重要で最大の工事である、入口と出口とがつながったことを目出度く祝う儀式です。

映画などでは“黒部の太陽”でその瞬間のシーンがイメージとして強く残っています。二つの方向から掘り進んだトンネルの穴の最後のひと山を、発破で見事に崩して繋がるシーンは今でも強く印象に残っています。

こんな場面に立ち会う…しかもその段取りに参加させていただけることは、なかなかあるもんじゃありません。我が友愛サービスの、これまでの実績を評価されているが故のご依頼だと、心から喜んで、最大の緊張感に包まれながらも力いっぱいお仕事させていただきました。

IMG_0690 IMG_0669この式のための準備は直前の3日間、資材を運んだり、下準備のための設営をしたりで費やされました。

IMG_0655 掘削されるトンネルの入り口の上部には“化粧木”と呼ばれる“魔除け?”が飾られています。山の神様は女性なので‘化粧’という言葉を使っているそうです。これはそれぞれの地方によって呼び方が違うようですので、もしかすると読者様の中には「違うよ!」とツッコミを入れておられる方もおいでかもしれません。

何しろ、山の神様に失礼のないように祈りを込めて、作業の無事を祈って取り付けられているものなのだそうです。…ところで、山の神様は女性だそうですから女性はトンネル掘削工事の現場には入れないことになっているようです。こんな工事現場の皆さんは、工事が危険を伴えば伴うほど安全に対しての気配りレベルがすごいです。山に対する畏敬の念も「迷信だ!」などとは一切おっしゃらない。心から信じて行ってらっしゃいます。

IMG_0657IMG_0659IMG_0656 入口から覗くトンネルは、少しずつ完成に向けての形が整いはじめていますが、なんとも雰囲気は神秘的です。掘削された土の表面には鉄骨が組まれ、カバーがかけられ、だんだんとトンネルの壁面の出来上がりの姿に近づいてきています。

IMG_0662 IMG_0666 IMG_0668 高所作業車を使って、当日の式典で貫通の瞬間を演出する仕掛けを取り付けます。

IMG_0674IMG_0673IMG_0682  式典用の看板の取り付け、紅白幕の設置も用意が進みます。もちろん、足元が不安定なトンネル内ですからしっかりとウエイトをかけることも忘れていません。

IMG_0672 貫通祝いの華、樽神輿の用意も整いました。

貫通のための発破の合図のパトライトとスイッチの用意もOKですIMG_0678

IMG_0692 あとは本番を待つだけです。

 

準備万端で迎えた当日…でもやっぱり式が終わるまではドキドキの緊張感がいっぱいです。

RIMG0006RIMG0009RIMG0013  鏡開き用の酒樽、祝杯用の枡、樽神輿盛り上げ用の大団扇等々、小道具類も整いました。

RIMG0016 貫通発破の点火用ボタンを乗せたテーブルは神々しい金色のスカートを穿いています。

そして、式の用意は整いました。RIMG0026

 

RIMG0027RIMG0028RIMG0029 多くの工事関係者が集まり、見守られる中で無事に貫通式は成功しました。この後は貫通を祝う神輿の登場と、鏡開きです。

RIMG0038 RIMG0040 そろいの法被を着た工事関係者に担がれ、樽神輿が登場です。RIMG0041 お約束の鏡開き。そしてその後はRIMG0045 皆さんで祝杯を挙げて、めでたく貫通式は終了です。

 

ひとつの仕事が仕上がるまでには、たくさんの人の知恵と技術と汗がその完成までの土台を支えています。神さん事は理屈や理論では計り知れないものへの畏敬の念を込めて、受け継がれ行われてきたものです。仕事に対する自信と誇りがあるからこそ、このような儀式も受け継がれてきているのではないかと思います。

賑やかに式も無事終えることができました。このトンネルの完成までにはまだまだ時間がかかりそうですが、これからの工事も無事に進むことを信じています。

 

 

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